7/2 2日目 宗谷ふれあい公園〜JR抜海駅(歩行距離21km)
昨日来ずっと雨。
薄手のダウンジャケットを着て夏用シュラフに潜り込んでいるが寒くて何度も夜中に目が覚めた。
雨の中グチョグチョに濡れたテントをたたむ気がなかなか起きない。
天気予報では稚内市は今日も雨模様。雨の中3日間もキャンプするわけにはいかない。
朝6時頃にようやく重い腰を上げて撤収開始、8時にキャンプ場を後にした。
体が慣れていないせいもあるが、荷物が重過ぎる。数キロ歩いてバス停小屋で小休止、このままでは無理だなぁと思い、こんな時のために持ってきていたキャリーカートを使うことに。
バックパッカーにはあまり似付かわしい格好ではないが、どうせ俄仕立てのエセバックパッカーだ。格好に拘っている場合ではない。
ゴロゴロと荷物を引っ張って歩く。かなり楽だ。
荷物を背負って歩くとどうしても前屈みになり、俯き加減で下を見て歩きがちになる。
キャリーを使うと胸を張って顔を上げ、周りの景色を見る余裕が出てきた。
しばらく背負いとキャリーカートの併用でやってみよう。
松浦武四郎が160年前に宗谷を訪れ、北海道地図を作ったらしい。学校で習ったような気もするが、覚えていなかった。
日本最北端のマックに立ち寄り、朝マックを食べながらスマホを充電。
日本最北のスキー場、稚内市こまどりスキー場、多分。
今日は本当は兜沼公園キャンプ場を目指すつもりだったが、距離が30キロ以上あり、今の私には無理と悟り、途中のJR抜海駅へ向かう。
天気が良ければ利尻富士が見えるはずなのだが全く見えない。
雨に煙って荒涼感漂う中をひたすら歩く。
抜海駅近くの牧草畑。膨大な数のサイレージロール。1ロールの重さは400キロ近くになるらしい。
午後4時頃にJR抜海駅に到着。
無人駅で、旅人に人気があるようだ。
訪れた人が記す旅のノートがたくさんある。
外は相変わらず雨。
最終列車が午後8時31分に着くので、それが来たら今夜はここで休ませてもらうことにする。