7/22 18日目 小金湯温泉〜中山峠(歩行距離34km)
今日は札幌市南区にある小金湯温泉から札幌市の南端に位置する中山峠まで11時間かかって34kmを歩いた。
グーグルマップの徒歩ルートは国道230号を避け7km遠回りの山道ルートを示していた。
小金湯温泉の隣りにアイヌ文化交流センターがあった。覗いてみたかったが、時間が早すぎたし休館日のため✕。
朝7時頃で日が高く昇る前のため、脚が長く見えた。
今日は中山峠までひたすら登りのハードな一日になる。
1時間程歩くと定山渓温泉に。
更に行くと分岐が。
車なら真っ直ぐ国道230号を行くが、グーグルマップの徒歩ルートは左へ行くよう示している。
車が殆ど通らず静かなのは良いのだか、人気が無さ過ぎる…
1時間半殆ど登ると車両は通行止め。
管理人さんに林道を抜けて中山峠に行きたいがどうだろうかと相談すると、やめた方が良いとのアドバイス。
この先、三差路やいくつか林道が交わる箇所があり、表示も無いため道が分かりにくいこと。
携帯の電波も通じなくなる箇所があること。
クマが出没している(林道にフンをしている)こと。
等から行くならクマ避けスプレー等のクマ対策をして、覚悟をして言った方が良いと言う。
私は臆病なので、少し悩んだ(1時間半もかけて5km近く歩いてきたのだ!)ものの、あっさりと林道を行くことを断念、1時間かけて今来た道を戻ることにした。
朝から56時間、15キロ位は歩いた。ずっと登りでかなりしんどい。
コウモリ。昨夜車と衝突したのだろう。
定山渓から中山峠まで歩道部分は無く、車もかなりのスピードで走ってくるため気の休まる隙はあまりない。
難所が始まり。
1124メートルの定山渓トンネル。
幅30cm位の歩道。
狭すぎて乗って歩けない。
車が来るたびに轢かれないよう歩道部分に登って逃げた。
抜けるのに20分以上かかり、心底疲れた。
景色は良いのだが、
ひたすら登りで、景色を楽しむ余裕がない…
高度が上がってくるとガスって来た。
急激に体温を奪われるので、慌てて合羽の上下を着た。
午後5時半、ようやく道の駅・望洋中山に到着。
店が閉まり、暗くなったら建物脇にテントを張りおやすみなさい。